中山道最大の難所、和田峠を歩く

和田宿と下諏訪宿を結ぶ、中山道屈指の峠越え。
江戸の旅人も足を休めた和田宿を拠点に、歴史の道を歩いてみませんか。

和田峠を前に、旅人が足を休めた宿場

和田宿は、中山道六十九次の28番目の宿場。中山道最大の難所といわれる和田峠を控え、多くの旅人が峠越えの前後に足を休めた場所です。

和田宿から下諏訪宿までは約20〜22km。途中にある和田峠は標高約1,600m、和田宿との標高差は約800mあります。江戸時代も現代も、峠を越えるには一日の行程を見据えた準備が必要です。

約20〜22km

和田宿〜下諏訪宿

約1,600m

和田峠の標高

約800m

和田宿との標高差

中山道最大の難所、和田峠へ

和田峠の魅力は、ただ山を越えることだけではありません。街道沿いには、江戸時代の旅人が歩いた道の記憶が今も残っています。

唐沢一里塚

江戸から数えて51番目の一里塚。左右一対の姿を残し、中山道を歩いていることを実感できる史跡です。

永代人馬施行所

厳しい峠越えをする旅人や牛馬を助けるための施設。冬には旅人へ粥や焚火を、牛馬には煮麦を無償で提供したと伝えられています。

古峠・茶屋跡

古峠や茶屋跡、石小屋跡など、峠越えの歴史を伝える場所が点在。史跡を追いながら歩けば、単なるハイキングとは違う「街道を旅する時間」になります。

和田峠を歩く前に

防水性のあるハイキングシューズやトレッキングシューズを。街歩き用の靴だけで向かうのは避けた方が安心です。

途中で確実に補給できることを前提にせず、必要な飲料と行動食を持って出発してください。

トイレ

仮設トイレの設置状況は変わります。出発前に長和町の最新情報を確認してください。

熊鈴などを携行し、最新の目撃情報を確認。単独行では家族や宿へ行程を共有してください。

天候

市街地と気温や天候が異なる場合があります。雨具や羽織れるものを準備し、急変にも備えてください。

冬季

積雪・凍結期は条件が大きく異なります。道路状況、積雪、気象情報を必ず確認してください。

峠だけでなく、和田宿そのものを歩く

和田宿には本陣をはじめ、旧中山道の宿場町らしい景観や歴史が残っています。幕末の大火で宿場の大半を焼失しましたが、皇女和宮の通行を控え、短期間で復興した歴史もあります。

「道の駅 和田宿ステーション」は休憩や食事、地域の特産品探しにも便利。和田峠にゆかりのある力餅も、街道歩きの途中に味わいたいもののひとつです。峠越えの前日の夕方や翌朝に時間を取り、宿場そのものも歩いてみてください。

せっかく和田まで来たなら、もう一日。

もう一日、中山道を歩く

同じ長和町にある長久保宿へ。二つの宿場を歩けば、和田峠だけでは見えなかった中山道の旅が広がります。

もっと昔の歴史へ

星糞峠や黒耀石に触れれば、人がこの土地を歩き、石を求めた遥か昔へ。長和町ならではの歴史の旅です。

長和町の日常を楽しむ

峠を歩いた翌日は、温泉や和田宿散策を楽しむ一日に。旅程の余白が、歩くだけでは見えなかった風景を見せてくれます。

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